ジョゼと虎と魚たち
今日は、原口酒造の「赤芋・白麹 吉酎」を飲んだ。
黒と白は飲んだことがあったが、赤は初めてだ。実は黒も白もあまり印象は無かったのだが、赤というと「赤霧島」でとても感動したので、非常に期待して飲んだ。
飲んで最初はピリピリ感があるが、その後に感じるあまり味わったことのない甘さが「赤芋」なんだろうなうなと思う。ただ、私としては、最後に若干残る苦味がちょっと苦手かな・・・
今日は「ジョゼと虎と魚たち」(03年、日本)を見た。
妻夫木聡と池脇千鶴主演の恋愛映画だ。あまりこのジャンルの映画は見ないのだが、正直「やられた」という感じだ。ジョゼ役の池脇千鶴が最高に可愛くて、いじらしくて、今まで見た池脇千鶴の中では最も良かった。
内容は、脚が不自由で祖母によってずっと世間から隔離されて育てられたジョゼとたまたま出合った普通の青年(妻夫木聡)が、祖母の死をきっかけとして付き合うこととなり、やがて別れが訪れるという話だ。
妻夫木聡がなぜ、ジョゼを好きになったのか・・・普通なら同情や親切心からという感じになるのだろうが、この映画ではそんなそぶりも見せずに、普通の恋愛と同じように自然に好きになっていく。貧しい生活を送っているジョゼ達のところに、普通の大学生がごく自然に通っていく非日常の姿を、妻夫木が上手に演じている。妻夫木聡はこうした普通の青年役を演じさせるとピカイチだと思う(百鬼丸も良かったが・・・)。好きな俳優の一人だ。
ジョゼとの別れは、妻夫木がジョゼのところから出て行く場面で、自ら「逃げた」というように、結局、障害を持った女性と一生をともにするプレッシャーに負け、元の彼女の上野樹里(最近では「のだめ」のイメージしかないが、この映画では凄く素直な普通の女の子を上手に演じていた。)の元に帰っていく。出て行く時に、妻夫木は上野樹里の前で号泣するのだが、この場面は、男として「わかるなあ。。。!」という感じだ。普通に優しく、普通に多感で、普通に打算のある男性の姿が上手に演じられていた。
そして、一番切ないのは、そんないつかくる別れを思いながらも、精一杯、本当に好きな人ができた時にしたかったことを追求し、別れが来たとしても、それを甘んじて受け入れようとするジョゼの姿だった。。。
障害を持った者でも普通に生きられる社会、、言うは易しだが、実際にはまだまだ厳しい現実が残っている。そんな中で、最後にジョゼが一人でも逞しく生きている姿を映していることは少しだけでも希望の持てる終わり方だった。原作を読んだわけではないが、いつかきっと、ジョゼは幸せになるものと信じたい。
もう5年も前の映画だが、是非見ることをお薦めしたい映画の1本だ。
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