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2008年10月 9日 (木)

夢にも思わない

156昨日は長野県ヤッホー・ブルーイング「よなよなエール」を飲んだ。
華やかなホップの香りも、茶色かかった色合いも、いかにも地ビールという感じで、一歩間違うと野暮ったい、臭みのあるビールになってしまうところだが、このビールは美味しかった。
確かにラベルでも謳っているように、「香りが命・・・」なのだろう。ちょっと強めだが、食欲をそそる透明感のある香りが広がる。
色合いから、かなりコクが強いのかなと思ったが、それほど苦味もなく、果実のようにフレッシュで、意外とすっきりとした味わいだった。
ちょっとデザートっぽい雰囲気ではあるが、たまに飲むには楽しいかな。

 

宮部みゆき「夢にも思わない」(02年11月、角川文庫)を読んだ。
今まで、いろいろとこの作者の作品は読んできたが、今回は意外なほど軽めのタッチで、あっという間に読み終えた。
模倣犯やブレイブ・ストーリーなどの重厚で、じっくり読ませる長編とは大きく異なり、まるで赤川次郎や宗田理の小説を読んでいるような錯覚に襲われた。

ストーリーは、殺された一人の女性を巡って、主人公の中学生と彼の友人達が繰り広げる謎解きモノであり、平凡な主人公に対して、頭脳明晰な親友との友情が一つの中心線となっている。
ただ、この作品はシリーズ物だったらしく、所々で出てくる前作の残り香が、妙にまどろっこしい。。。読んでない私が悪いのだが。

非常に軽妙な展開なので、物語は非常に読みやすく面白いのだが、他の作品で感じたような1行1行をしっかりと読み解いていくような感動が無い。
特に最後の「どんでん返し」に当たる部分は、あまりにもあっさりとしているし、怪しげな雰囲気を感じていた主人公と恋人の関係が、簡単に崩れてしまったりして何ともつまらない。
いくら中学生だと言っても、大好きだった恋人のちょっとダークな部分が見えたからと言って、そんなに急激に醒めてしまうだろうか。

この作者の作品は、時に屈折したりするものの、最終的には常に主人公が熱く、真っ直ぐなところが私は好きなのだが、この小説の主人公は、最初から最後まで妙に屈折しており、真っ直ぐでないところが腹が立つ。
恋人の悪いところが見えたとしても、そこから二人で解決していく道を探していくようなラストにして欲しかった。
私の大好きな作者であるのだが、今回の作品は、途中まで非常に楽しく読めるのだが、最後で非常に後味の悪い思いを感じることになった・・・

 

【10月8日の食事】
朝 : 混ぜご飯1杯、漬物、味噌汁
昼 : 坦々面、稲荷寿司2個、飲むヨーグルト
夜 : 混ぜご飯2杯、ポテトサラダ、野菜サラダ、チンジャオロース、キムチ、ビール350ml
おやつ : エビ煎餅

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