恋愛

2009年6月16日 (火)

僕の彼女はサイボーグ

昨日は鹿児島県 甲斐商店の「伊佐美」を飲んだ。
ヨシケイを始めて数ヶ月が経過して、そのメニューにもすっかり慣れてきた。いわゆる定食風の食事でも平気で飲めるようになってきて、特に今日は大好きなつみれ汁だったので、より酒が進む感じだった。しかし、昨日は月曜日ということもあり、自分を抑えるのに大変だった。今日は朝から 役員会だったので、飲むわけにはいかなかったのだ・・・

 

「僕の彼女はサイボーグ」(08年、日本)を観た。
日本の作品であり、出演者も全員日本人なのだが、韓国人の脚本・監督のせいか、コメディタッチながら最後にしんみり(感動?)させるという、完全に韓国風のコメディだった。
ストーリーは、未来の自分がサイボーグを現代に送り込み、危険から自分を守らせるという、完全に「ターミネーター」を意識した造りで、内容は大してないのだが、とにかく綾瀬はるかが可愛かった。

私はあまり彼女の作品は観たことはなかったのだが、この作品の彼女はとてもチャーミングでその動作のひとつひとつが魅力的に移っていた。当たり役といえるのではないだろうか。流石、「猟奇的な彼女」を撮ったクァク・ジェヨン監督だけのことはある。

SFルールの定番である、過去に戻ることによるパラドックスの発生など、細かい部分は完全に無視した破天荒なストーリー展開ではあるのだが、主役の一方である小出恵介も含め、出演者がとても伸び伸びとした演技をしているので、多少の矛盾や欠落などはほとんど気にならない。

とても爽やかで、気持ちのよい映画だ。
アンドロイドの綾瀬はるかが壊れるシーンでは思わずホロリとしてしまった。
疲れている時などに、気分転換に観るには最適な映画ではないだろうか。

 
【6月15日の食事】
朝 : カレーライス
昼 : 漬けラーメン、飲むヨーグルト
夜 : つみれ汁、鶏肉とナスの揚げ煮、コールスロー風サラダ、焼酎2杯
おやつ : 焼酎モナカ、ヨーグルト

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2009年4月 3日 (金)

水嶋ヒロの男気

236 昨日はサントリーのチューハイ「ほろよい うめ」を飲んだ。
最近しょっちゅう堀北真希、オダギリジョー、水嶋ヒロによるCMが放送されているので、「ほろ酔い生活」をおくっている私としては、是非飲まなければと思ったものだ。
まあ、味わいは「ほぼウメジュース」だったが、甘みが抑えられているのと、結構梅の酸味がちゃんとするので、普通に美味しかった。
ただ、これならチョーヤの梅酒を飲んだ方が美味しいかもしれない。

 

水嶋ヒロといえば、今日、突然の結婚宣言で驚かされた。
もっと驚いたのが絢香がパセドー病を患っているというニュースだ。
Wikipediaによれば、この病気は甲状腺ホルモンに異常を来たし、症状としては、甲状腺腫大、眼球突出、頻脈という特徴の他、
・あらゆる臓器が常に全力疾走しているのと同じ状態になり、大量のエネルギーを必要とするため食欲が異常に増し、体重減少を来たす(代謝以上に食欲が亢進し、太る場合もある)
・心臓機能の亢進から収縮期高血圧、時に心房細動を来たす。
・ 内分泌のバランスが崩れて精神的に不安定になる、イライラする、集中力が低下する。

こともあるようだ。

治療法は既に確立しているようであり、投薬や放射線治療、手術などの方法があるようだが、どれも長所短所があるようで、完治までには大変な時間と努力が必要となるだろう。
それを理解したうえで、「男として、彼女の持病も含めて一生守ってやりたい」と言い切った水嶋ヒロは立派だ。

この言葉を胸に刻みつけて、二人で幸せになるために精一杯頑張ってほしい。
彼のことはあまり知らなかったが、これだけの男気がある俳優というのも珍しいのではないだろうか。結婚2年目で浮気が原因で離婚されたあの芸人に爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい気分だ。
若い二人に幸あれ。

 

【4月2日の食事】
朝 : ご飯1杯、鮭フレーク、キムチ
昼 : かけそば、ミニカレー、飲むヨーグルト
夜 : 鳥の唐揚、野菜の煮物、野菜サラダ、ビール350ml、チュウハイ350ml

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2009年3月18日 (水)

妻の誕生日

昨日は禁酒日だった。
通販で購入した牡蠣を使った牡蠣ご飯だったのだが、これがかなり大粒の牡蠣でとても濃厚な味わいですごく美味しかった。
この通販は「イセエビのワールドシー ヤマカ」という愛媛県の魚介ショップなのだが、かなり品質も良く、何と言っても安い!
以前「あわび」を購入した際には、ちょっと小粒とはいうものの、10個入りでなんと5000円だった!小粒でもしっかりと「あわび」を味わうことはでき、刺身、ステーキ、アワビご飯と、いろいろ試すことができた。
今回は、3ヶ月連続でいろいろな海産物が届くコースにしたのだが、2月は先日食べたクエ鍋とこの牡蠣のセットだった。今月は何が届くか楽しみだ。

 

今日は妻の誕生日だ。
・・・といいつつ、今年も「おめでとう」と言うだけで、何もしてあげることができなかった。
ここ数年は、こんな感じで何のプレゼントもあげずに終わってしまう誕生日が続いてしまっている。。。

考えてみれば、私は仕事や飲み会で家に早く帰ることも少なく、土日は土日で、「平日の疲れを癒すため」といっては自由に過ごしていることも多い。。。あまり良い夫とは言えないかもしれないなあ。

それでも妻は、ほとんど不平不満を言うこともなく、十数年間共に歩んでくれてきている。最近ではあまり口に出すこともないが、本当に心から感謝しているのだ。
今年の妻は出産・育児という大仕事が控えており、私も気持ちを入れ替えて家族のために尽くさなければいけないと感じている。

これからもよろしく。
あらためて、誕生日おめでとう!

 

【3月17日の食事】
朝 : ポテトサラダサンド、いちご
昼 : 天ぷらそば、稲荷寿司、飲むヨーグルト
夜 : 牡蠣ご飯、大根と水菜のサラダ、みぶなの漬物、豚バラとゴボウと人参・舞茸炒め、ヨーグルト
おやつ : ひよこ饅頭、ポテトチップス

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2009年3月16日 (月)

たみおのしあわせ

226 昨日は、ケンタッキーバーボン「WILD TURKEY 8年」を競馬を見ながら飲んだ。。。昼間からまた飲んでしまったのだが、日曜日の夜はできるだけ酒を抜くようにしているので、どうしても明るいうちの飲んでしまうことになる。
バーボンは大好きだ。
あの品のいいバニラのような香りと、ガツンとくる刺激的な味わいの落差が最高の組み合わせだ。スコッチの品の良さに比べると荒々しい部分はあるが、私はバーボンの方が香りも味わいも好きかなあ・・・といいつつ、バーボンを飲むのは随分久しぶりだ。
今日、伊勢丹でゴディバのミントスティックを思わず買ってしまったので、それに合わせて酒のカクヤスで購入してみたものだ。

 

「たみおのしあわせ」(07年、日本)を観た。
オダギリジョーに麻生久美子が絡む展開は、まるで「時効警察シリーズ」を観ているような気分だったのだが、時効警察のようなコメディチックな感じはなく、最初から最後まで何となく悪い意味で脱力感のある重い感じの映画だった。

その脱力系の雰囲気から監督は三木聡なのかと思ったのだが、「岩松了」・・・一瞬、出演者からの誤記かと思ったのだが、どうやら、彼は監督もやっていたらしい。改めて時効警察のHPで監督を見てみると、確かに岩松了の名前もあった。
残念ながら、彼は俳優の方が向いているような気がする。俳優としての彼は、非常に味わいのある、三木聡監督のコメディ映画に欠かせない軽快な存在感を見せている。

それに比べて、この映画はあまりにテンポが悪すぎる。
確かに、様々な伏線や人間模様を織り込むことで、重厚な説得力のある構成になっていることには頷ける部分もあるのだが、それだけにモタモタ感が募る。
その全てが最後のワンシーンで凝縮され、爆発することになるのだが、そこに至るまでが果てしなく冗長で、疲れきってしまった。

最後の展開は、確かに意表を付いているし、「意味不明」度も素晴らしい。
そのためにコツコツと積み上げられた鬱積が、一気に晴らされる感もあるのだが・・・うーん微妙。好きな人には、すごくはまるのかもしれないが、私には正直あんまり面白くはなかった。
オダギリジョーは相変わらずだが、麻生久美子は妖艶な嫁をしっかりと演じていた。また、原田芳雄、小林薫、大竹しのぶは、ベテランらしい、ほとんど「地」かとも思えるような演技を見せてくれた。好メンバーだからこそ、ちょっと残念。

 

【3月15日の食事】
朝 : フランスパン、トマトスープ
昼 : 石焼きダッカルビ丼、スープ、モヤシのナムル
夜 : 鯛茶漬け、筍の漬物、みぶなの漬物、いちご
おやつ : ミントチョコレート7本、バーボン2杯、ヨーグルト

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2009年3月14日 (土)

そのときは彼によろしく

昨日は大切な友人と一緒に銀座のレストランに食事に行った。
和風の素材を中心とした創作料理の店だったのだが、非常に手の込んだ料理でいずれも美味しかった。特に気に入ったのは、ヒラメとミル貝のサラダと飯蛸だ。どちらも素材の美味しさを残しながらもきちんと味付けがされていた。また冷製パスタは「このこ」と「このわた」を絡ませた完全な和風テイストで私の好みではあったのだが、パスタでありながらワインとはちょっと合わない感じでちょっと残念だった。日本酒だったら最高だったのに!
これらの素晴らしい料理と一緒に白赤1杯ずつグラスワインを飲んだ。白ワインはシャブリ、赤ワインはピノノワールだったのだが、どちらのワインもグラス売りとは思えないほどしっかりとした味わいで、ほとんどの食事とは良く合ったのだが、やはりいくつのかの料理は日本酒の方がもっと適しているようだった。ワインの豊富さに比べ日本酒は1種類しかなく、もう少し品数を増やしてほしいと思った。
もっとも、美味しい料理が量的にも数的にもかなりのボリュームで登場し、しかもパン、パスタ、グラタン、ステーキ、ご飯とお腹に溜まるものも多いので、あまりお酒を飲んでしまうと最後まで行き着けない可能性もある。ワイン2杯に留めて正解だったかも。
 

「そのときは彼によろしく」(07年、日本)を観た。
一人として「嫌な奴」が現れないストーリー、爽やかで甘酸っぱい子供時代の思い出、美しい風景、美男美女の主人公、そしてハッピーエンド・・・あまりにも出来すぎな映画という印象で、内容的には面白いのだが、どこかインパクトに欠ける気がした。
主演の長澤まさみと山田孝之は良くも悪くも「いつもどおり」の役柄・演技で、不満は無いのだが「何だかどこかで見たことあるなあ・・・」というような印象。もう一人の仲間、塚本高史をもう少し上手に使えば良かったのにとも思うが114分という既に十分長い映画なので、さらにエピソードを増やすことは出来なかったのだろう。

幼い頃の親友との約束を守りアクアプランツショップを開店させた青年のところに、不治の病を抱えた元トップモデルの幼なじみが訪れるところから物語は始まるのだが、その前の冒頭シーンで彼女が病院のベットに横たわっている姿が映し出されるので、何となく悲劇的な終末を感じさせる。
二人はしばらくは仲良くアクアプランツショップで過ごし、そのうちに青年は子供の頃の淡い恋心を思い出していく。。。しかし「次に深く眠ったら目覚めることが出来ないかもしれない」という病に冒された彼女は、最後に青年と出会えたことを想い出に、彼の元を去ろうとする。
そんな時に、もう一人の幼なじみの消息が明かになるが、彼はなんと事故のショックで眠ったままの状態に!

その後、もう一人の幼なじみが目覚め、替わりに彼女が眠りに着くことになり、映画も終わりかと思わせるのだが、まだ放映時間はたっぷりと残っている。。。もしかして復活か!?
そこから数年間、アクアプランツショップの青年が植物状態の彼女を見守り続ける姿が淡々と描かれるのだが、この姿はなかなか泣ける。いつか目覚めることを信じつつも、「本当に待っていていいのか」との疑問にどうしても捉われてしまう姿は、マイナス思考に陥りやすい人間の弱さと、一方で彼女への強い愛で諦めずに待ち続ける人間の強さの両面を上手に表していた。
数年後、3人のことを良く知っていて温かく見守り続けた青年の父が病気になる。
そして・・・

結末については、まあ途中でバレバレにはなるのだが、ハッピーエンドで終わる。
冒頭のシーンからは、確かに予想外のラストではあるのだが、彼女が眠りについてからがちょっと長過ぎたかなあ。。。結果として、あまり効果的な演出にはなっていなかった。
また、賛否両論はあるのだろうが、この終わり方で本当に良かっただろうか?この原作は「いま、会いに行きます」と同じ作者の小説とのことである。映画の「いま、会いに行きます」では悲しいラストとはいうものの、非常に納得感もあり、感動できる映画だったが、今作ではハッピーエンドにさせたが故に、ちょっと「ご都合主義」的で説得力の薄い結末になっているような気がした。
美しい映画でありすぎたが故に、現実感に薄れた嘘くさい映画になってしまったのではないだろうか。
 

【3月13日の食事】
朝 : ピ-ナッツチョコレートトースト、カップスープ
昼 : キムチラーメン、飲むヨーグルト
夜 : メジマグロと焼きおにぎりのワンスプーン、浅利のスープ、ヒラメとミル貝のサラダ、イベリコ豚の赤ワイン煮、飯蛸・アスパラとリンゴ添え、虎河豚と春野菜のグラタン(カレー風味)、冷製パスタ、黒毛和牛の炭火焼き、じゃこ御飯、ロールケーキとアイスクリーム、白ワイン・赤ワイン各1杯

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2009年2月28日 (土)

後輩の結婚式

216 昨日は長野県ヤッホー・ブルーイングのビール「インドの青鬼」を飲んだ。この会社のビールは以前「よなよなエール」を飲んだことがあり、非常に好印象だったのだが、今回は飲み終えるまで、真剣にインドの地ビールだと思っていた・・・
その評価は「素晴らしい!」の一言だ。香りや味わいは「よなよなエール」にも通じる華やかさと見事なコクを持っているのだが、このビールの最大の特徴は「苦味」だ。これだけの苦味を持つビールを私は生まれて初めて飲んだかもしれない。
しかし、その苦味がとんでも無く美味しい!これ以上苦ければ流石に敬遠されるかなというギリギリのところを最高の技術で見極め、それによってフレッシュさとコクとのバランスを見事に保っている。まさに奇跡的な配合で、素晴らしい苦味の中、最高に楽しい時間を過ごすことができた。

 

今日は職場の後輩の結婚式だった。
朝10時半からの挙式だったのだが、いつも隣で頑張ってる後輩のちょっと緊張気味の笑顔を見るのはなかなか楽しいものであった。
挙式は人前式で行われた。私は始めてだったのだが、基本的には教会式とほとんど代わらなかった。神父の代わりにプロの司会者によって進められる式は、まず新郎が一人で入場し、その後新婦が父親と共にバージンロードの上を進み、新郎の元へ。
その後、新郎から新婦へとブーケが渡され、新婦はそこから1本の花を抜いて新郎の胸へ飾る。この儀式は始めて見た。
そこからは、指輪の交換、新郎から新婦へのキス、二人による宣誓などがあり、10分程度で無事に式を終えた。神父による「はなむけの言葉」や「聖歌」が無い分、多少早めに終わる印象だ。
結婚式に出るのは昨年行われた親戚の式以来1年ぶりだが、何度出席しても、幸せそうな2人を見るのは楽しいものだ。

披露宴は「来席者にも楽しんでほしい」との新郎新婦の意向から、イタリアンレストランでのレストランウエディングに。そのため、料理はどれもできたてという感じで、これまで食べた中でも1、2を争う美味しさだった。
イベントは来賓からのスピーチ中心で、歌ったり、演じたりというものは無かったのだが、皆各々心のこもったスピーチで、彼らのなりそめ等も聞く事ができ、結構楽しかった。(まあ、聞いていた話も多かったが・・・)
何より、幸せそうな後輩の笑顔を見ているだけで、こちらも温かい気持ちになることができた。来週から、また忙しい毎日が始まるが、彼らにはしばらくはその幸せオーラで職場を明るい雰囲気にしてほしい。

 

【2月27日の食事】
朝 : ご飯1杯、キムチ、ハムエッグ、鮭フレーク
昼 : 菓子パン2個、飲むヨーグルト
夜 : 蓮根のキンピラ、シラスと野菜のサラダ、イカの生干し、ビール350ml、焼酎3杯、ヨーグルト、ミニアイス
おやつ : ミニ饅頭、ハイチュウ2個

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2008年8月13日 (水)

グミ・チョコレート・パイン

129 昨日は鍋店㈱の「山廃特別純米酒 天恵」を飲んだ。
無農薬米を使用したオーガニックな純米酒なのだが、かなり強い味わいだった。
香りもインパクトが強く、いかにも日本酒を飲んでいる!という感覚に包まれる感じだった。味わいも芳醇すぎるほどのコクと、力強いアルコールの辛さに溢れており、昔ながらの日本酒を飲んでいるという思いに捉われた。。。
人によって好き嫌いがはっきりしそうな味わいであるが、私は結構好きな日本酒かもしれない。ただ、4号瓶1本を飲み干してしまったせいで、またもやフラフラになってしまった・・・

 

「グミ・チョコレート・パイン」(07年、日本)を観た。
大槻ケンジの小説をドラマ化したもので、石田卓也、黒川芽以など、まだあまり有名でない若手俳優を使った切ない青春映画だ。

青春映画といえば、爽やかなイメージがあるが、この映画はむしろ「ネットリ」している印象を持った。

ストーリーは、80年代の自意識過剰な高校生達の日常を描いており、冒頭のコメントや物語の途中でも、「どこにでもいるような高校生が経験した実話である」みたいなことを、しつこいくらい強調していた。

私も80年代に青春を迎えた一人であり、確かに、その頃はバンドブームもあったし、アンダーグラウンドの音楽等も流行っていたので、主人公やヒロインのように「俺は周りの奴等とは違う」みたいな顔をした同級生もいたし、バンドをやっている奴もいた。
ただ、普通の高校生と言いつつ、主人公とその仲間やヒロインは、ちょっと風変わりで、どこにでもいるという感じではない。特にヒロインは、自分を変えるために、いきなりヌードになって芸能界デビューを果たすなど、相当破天荒だ。
それに比べれば、主人公は、マニアックな映画や音楽にはまってみたり、バンドをやったりといろいろと「人とは違う」行動を取るのだが、いかにも何をやっても平凡で、中途半端という雰囲気が溢れていた。。。

ストーリー自体は、平凡な日常だけを描くのでは映画として成立しないので、いろいろなコメディタッチの挿話を入れているのだが、その一つ一つがなんとなく懐かしいタッチで描かれており、そこはかとなく郷愁を感じた。

また、物語のところどころで、現在の彼等の姿が映し出されるのだが(・・・というよりも、元々現在の主人公にヒロインからの手紙が来るところから物語は始まるのだが・・・)、その姿が高校生時代の背伸びしている雰囲気に比べ、如何にも生々しい「大人の社会」を映しており、理想と現実のギャップという人間の悲しさを色濃く描き出していた。

全体として、テンポもよく、見ているほうが気恥ずかしくなるようなもどかしい恋愛感が作品に潤いを与えている。しかし、あくまでこれは恋愛映画ではなく、人生の儚さと大事な一瞬の重要さを訴えた毒のある青春映画だった。

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2008年7月17日 (木)

恋空

112 今日はサッポロの「Edel pils」を飲んだ。
毎年数量限定で作っているだけあり、華やかな香りとビールらしい苦味が、変に工夫をしていない美味さに結びついている気がする。

そんなサッポロは今窮地に陥っている。ビール大手の中で、万年4位だったサントリーに抜かれ、1~6月の販売数量で最下位に陥ったのだ。
私は、サッポロのYEBISシリーズは全て好きだし、「麦とホップ」はこれまでの発泡酒や第三のビールの中では、かなり高位に位置する味わいだと思う。
そういう意味では、サントリーに負けるどころか、私の中では、おかしな商品の多いアサヒやキリンに追いついても不思議は無いと思うくらいだ。
やはり敗因はスティールパートナーズとの「ごたごた」だろうか。アクティビストに攻め立てられていては、本業にも身を入れることができないだろう。
サッポロの経営に水を差すような彼らには早々に退出頂いて、サッポロの経営者には現状の品質を維持したまま、営業面にも力を入れて欲しい。

 

「恋空」(07年、日本)を観た。
新垣結衣と「14歳の母」で志田未来の相手役を務めた三浦春馬が主演のラブストーリーだ。今回の作品でも高校生の新垣結衣が妊娠するという展開になっている・・・この俳優に変な色が付かないといいのだが・・・

観終わった印象は「長い」だった。
ストーリー展開はそれなりにスピーディだ。ただ、逆に、新垣演じる「美嘉」と三浦演じる「ヒロ」が出会うまでと、出会ってから恋人同士になるまでの展開が、あまりにも早すぎて、エピソードを端折り過ぎているような気がした。

さらに、付き合い始めてから直ぐに、美嘉がレイプされるという衝撃的な展開なのだが、花畑で乱暴されるシーンやその後にヒロが現われるシーン、ヒロが加害者を殴りつけ真犯人である元カノにたどり着き、実嘉に謝罪させ髪を切るシーンなど、あまりにもサクサクと全く現実感の無いまま話が進んでいく。
もちろん、トップアイドルを使っているのだから、無茶はさせられないのだろうが、だったらレイプシーンなんてカットすればいいのにと感じた。

さらに、このカップルには妊娠、流産、ヒロの重病と試練が押し寄せる。
しかし、残念ながら、トロトロとした展開に、次々と先のストーリーが読めてしまう。特にヒロの重病については、香里奈の「これからどうするつもり」の一言で、ヒロが死に向かう病であることが何となく分かってしまう。

そこからの展開も、何だかグズグズしている。
美嘉は別の優しい男性(小出恵介)と付き合うことになり、それなりに幸せそうな日々を過ごすことになるのだが、彼にプロポーズをされた夜に、ヒロが重病であることを知らされ、ほとんど悩みもせずに彼のところに戻ってしまう。。。
小出恵介が可愛そうだ。これまで、観た映画やドラマではコミカルな役柄が多く、今回は折角カッコいい役柄だったので幸せになってほしかったのだが、なんだか中途半端な感じで終わってしまった。
美嘉の気持ちも分かるが、ちょっと前まで嬉しそうにプロポーズの指輪を受け取っていたのに、その変わり様はどうかと思う。結婚式で山下智久に走った長澤まさみを思い出してしまった(BYプロポーズ大作戦)。。。
そういえば、恋人が死んでしまうという展開は「世界の中心で愛を叫ぶ」とも似通っているし、長澤まさみを意識した作品なのだろうか・・・

その後は、ヒロが死ぬまでささやかな幸せな時間を過ごすことになるのだが、この間の展開も何となく間延びしたように感じる。さらに美嘉はヒロの死の瞬間にも立ち会えず、携帯で話しかけることしかできないなど、なんとなく後味の悪い、納得の出来ない顛末だと思った。携帯が多用されている、これはドコモがスポンサーだからこその演出なのだろうか。

原作は携帯小説らしいが、ちゃんと読んだらもっと面白いのだと思う。

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2008年4月22日 (火)

恋するマドリ

今日は、明日の会議に備えて、軽くビールを一口飲んだ。
私は基本的に月曜日は禁酒日にするつもりなのだが、最近すっかり春になり、ちょっと暑くなってきて、風呂から上がると無性に冷たいビールやワインや日本酒が飲みたくなる。
危険な季節になってきた・・・


「恋するマドリ」(07年、日本)を見た。
全編を通して、新垣結衣のプロモーションビデオみたいだった。
松田龍平、菊池凛子、内海佳子、世良公則など、個性的な俳優がいろいろと出ていて、全体的には面白くなりそうなんだけど、ほとんどの場面で新垣結衣が出ているので、脇役人が個性を出す暇も無く、新垣結衣のカットに変わってしまっているという感じだ。

ストーリーを追うと、初めて一人暮らしをすることになった美大生(新垣結衣)が、忘れ物を取りに戻った元の部屋で新たな住人(菊池凛子)と出会う。菊池凛子は建築家で、新垣結衣と意気投合するが、実は新垣結衣が引っ越した部屋の元住人で、しかも新垣結衣が好きになる上の階の住人=バイト先の上司(松田龍平)の元彼女だ・・・

そんな偶然あるわけないじゃん!というアリエナイ展開は、映画だからとは言え、あまりにも非現実的では・・・
松田龍平は、自分が菊池凛子と別れたとは思っていないのだが、菊池凛子はそんな思いを知ってかしらずか、松田龍平を吹っ切りインドに旅立とうとする。でも、その別れようと思った理由の描かれ方がちょっと希薄であまり思いが伝わらなかった。
徐々に松田龍平を好きになる新垣結衣。だが、結局、松田龍平は一途に菊池凛子のことを思っていて・・・最終的には、新垣結衣はアパートを出て行くことになるのだが、そのラストシーンは何となく爽やかだ。
あまりストーリーを追わずに、雰囲気だけを感じている方が、この映画はマッタリとできると思う。

引越し屋兼プロレスラーとして登場する新日本プロレスの中西学がなかなか笑える。
あまりセリフもないし、走ったり、引越しをしたり、プロレスをするだけなので、演技というレベルではないのだが、何となく存在感を出していた。他にもごくまれに映画に出てくるプロレスラーはいるが、今まで見た中では一番ちゃんとしていたような気がする。

いずれにしても、私の好みの映画ではなかった。。。
新垣結衣は可愛いとは思うが、あの声も、あの演技も女優向きとは思えないなあ・・・
もっとも、デビュー間もないことを考えれば、立派なのかもしれないが。

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2008年2月27日 (水)

東京タワー

今日は、「新政 秋田流純米酒」と二東「マッコリ」を飲んだ。
新政は一日置いた分、ちょっと酸味が増していたが、コクや旨味も同じくらい増していた。ただ、かなりあっさり系なので、ちょっと物足りない感じがした・・・
それでマッコリまで飲むことになったのだが、マッコリもしばらく時間が経っていたので酸味が強くなっていた。ただ、新政が時間が経って旨味が増したのに対し、マッコリはちょっとボケた感じの味わいとなっていた。これは前々から思っていたのだが、マッコリは開けてからあまり時間を置いてはいけないようだ。
どちらが優れているというものではないが、私は、時間が経っても味わいが美味しくなる(もちろん味の落ちる酒もあるが・・・)日本酒がやっぱり好きかなあ・・・

 

「東京タワー」(日本、04年)を見た。
オカンとオトンを借りたつもりだったのだが、届いたのは黒木瞳とV6の岡田准一、寺島しのぶと松本潤がそれぞれ不倫の関係となる「東京タワー」の方だった・・・

正直、ラブストーリーにはうんざりという感じだったのだが、私は借りたものは基本的に全部見ることにしているので、これも最後まで鑑賞したのだが、全く共感もできず、面白くもなかった。
基本的には、全面不倫の話で、しばしばラブシーンや痴話喧嘩のシーンが入る。子どもには絶対見せたくない映画だ。

私は、もうすぐ50歳に届こうというのに若々しさと美しさを失っていない黒木瞳は好きな女優だったのだが、この映画では、ベタベタとした溶け掛けの飴玉を思わせる演技で、大嫌いになった。。。この映画でイメージチェンジを意図したのだとしたら、その試みは見事に成功している。悪い方向でだが。。。

前半は、2組の不倫の進行を淡々と描いており、全く見所なし。
後半の最後の方で、黒木瞳の夫役の岸谷五朗が、「前から不倫に気付いていた」とつぶやいて、岡田をジャンプ台からプールに突き落とすシーンや、寺島が夫への不満と松本への不健康な恋慕から狂気的な行動に走るシーンなど、それなりに興味を引くシーンはあるが、それでも全く集中できなかった。「勝手にしてください」という感じだ。

最後の場面では、黒木に振られ、パリに飛んだ岡田を黒木がやっぱり思いを断ち切れず追いかけていくシーンで終わっている。。。馬鹿じゃないの。

最後には結ばれる黒木-岡田と、結局激しい破局を迎える寺島-松本を対比することで、不倫の功罪を描きたかったのかもしれないが、回りの人々にとっては、罪にはなっても功になることは一切無い。
特に可愛そうだったのは、黒木、寺島、松本の夫・恋人役で登場する岸谷、雨上がり決死隊宮迫、加藤ローザの3人だ。しかも宮迫、加藤についてはほとんどキャラクターや背景についても語られないので、単なる被害者として映る。宮迫は、何となくマザコンのスケベオヤジ的な描かれ方をされているが、だからってあんな浮気に走るかあ!って感じだ。
(この辺は、女性の見方は違うのかもしれないが・・・)

全編を通して、この3人は役柄を上手に演じている。特に、岸谷は妻を愛しているが故に不倫すら認めてしまうという、男から見たら凄く男前な旦那を演じている。岡田の母役の余貴美子、松本の過去の不倫で家庭を壊された平山あやも凄くいい味を出していた。
(この辺は、女性の見方は違うのかもしれないが・・・)

いずれにしても、全体的に不倫賛美に見えるこの映画は、私は共感できないし、妻も同様だったようだ。日常に埋もれた夫婦だからなのかもしれないが、この映画に「共感した、面白かった」という人がいたら、その理由を聞いてみたい。

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2008年2月22日 (金)

シュガー&スパイス 風味絶佳

今日は宮城土産の牛タンとホヤの燻製をつまみに、「瀞とろ(とろとろ)」 を飲んだ。
以前飲んだ時はロックだったが、「お湯割が美味しい」とのHPが多かったことから、今日はお湯で割ってみた。
美味しかった。私は燻製には焼酎は大概合うと思うのだが、お湯によって、程よい甘さと、程よい刺激になったこの「瀞とろ」は、料理を引き立てる最高の焼酎となっていた。うん、この焼酎は確かにお湯割りに合う。

 

「シュガー&スパイス 風味絶佳」(06年、日本)を見た。
14歳で日本人初のカンヌ映画祭最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥と沢尻エリカということで、大いに期待をしながら見たのだが、全く共感できず。。。つまらない映画だった。
内容をザックリ言うと、高校卒業後、両親の反対を押し切ってガソリンスタンドで働き始めた柳楽と大学の先輩?と別れたばかりの大学生沢尻との恋愛と、その別れまでを描いた作品だ。沢尻が、マジメな柳楽をさんざん振りまわした挙句、結局元彼とよりを戻すという、最悪な女を演じている。

夏木マリが二人の間に入るキーパーソンの若作りのおばあちゃん役を演じているのだが、これがまた酷い。昔付き合っていた男性をいつまでも忘れられないFUNKYなおばあちゃんというキャラクターが薄っぺらいし、時々長年生きてきた薀蓄を語ろうとするのだが、説得力まるで無し。。。沢尻は嫌な役どころを上手に演じていたと思うが、対する柳楽は、全く役にはまり切っていなかった。淡々とした演技は嫌いではないのだが、感情を表に出すシーンが如何にも「演じてます」って雰囲気が出ていて、自然じゃなかった。根本的に沢尻と合わないんじゃないの?

ここ最近、妻の影響でラブストーリーをたくさん見た。身体が不自由な女性の恋を描いた「ジョゼと虎と魚達」、ちょっとオタク系のもてない兄弟の恋愛を描いた「間宮兄弟」、ゲイと普通の女性との報われぬ恋?「メゾン・ド・ヒミコ」、親友の殻を壊すことの出来なかった「虹の女神」、そして血の繋がらない兄弟の悲哀「涙そうそう」と、いろんな種類を見たが、どれもそれぞれに面白かったし、感動する部分もあった(共感できなかったり、納得のいかない部分もあったが・・・)。
しかし、この映画は、全く面白いと感じなかった。私は本来、ラブストーリー系はそれほど好きではないが、これらの映画でちょっとだけラブストーリーを見直していただけに、ちょっと残念な気分だ。

単に私の感受性が鈍いのかと思ったが、妻も「全く面白くなかった」との意見だったので、少なくとも私の一人よがりではないようだ。
そろそろ本気でホラーが見たくなってきた・・・

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2008年2月21日 (木)

涙そうそう

今日は出張帰りに、丸ビルのパスタ専門店「ESSENZA」で食事をして帰ってきた。
明日は人間ドックで、夜8時までしか食べられないので、お酒はトスカーナ・ワインをグラスに一杯だけにしておいた。
「菜の花とトマトのパスタ」と「茸のカルパッチョ」を食べたのだが、どちらも素材の味を十分に引き立てる味付けで、凄く美味しかった。ワインも、グラス売りしているとは思えないくらい、しっかりとした味わいのワインだった。時間の制約がなければもっと楽しめたのになあ・・・

 

「涙そうそう」(06年、日本)を見た。
妻夫木聡と長澤まさみ主演のラブストーリーで、血の繋がらない兄妹の優しくも悲しい物語だ。お互い連れ子同士で結婚した男と女、男は妻子を放り出して失踪し、女は幼い子ども達を残して死んでしまう。残された兄妹は、沖縄を離れ「おばあ」の住む島で暮らすことになる。時は流れ、兄(妻夫木)は、本土で働いており、そこに高校に合格した妹(長澤)がやってきて一緒に暮らし始める・・・というところから、ストーリーは始まる。

その後、兄はサギに遭って大きな借金を背負ってしまったり、それまで付き合っていた彼女とも別れてしまったり、これでもかと不幸が押し寄せるが、それでも妹の為だけに懸命に働き続ける。
妹は、兄の期待を背負って一流大学に合格するが、たまたま巡りあった父の「兄を解放してやれ」の言葉によって、大学合格とともに兄のもとを離れてしまう。。。
そして、2年後、成人式を前に妹から兄へと送られた1通の手紙をきっかけに、二人の距離は元に戻ろうとするのだが、長年無理を続けてきた兄の身体は病魔に侵されており。。。

最後のシーンは結構感動した。
妹として、女性として愛する兄、兄として、男性として愛する妹。
映画を観ている誰もがハッピーエンドを祈ったことであろう。しかし、その期待を裏切ってでも、悲しい涙で終わらせた手法は、監督の潔さを感じた。否定的な意見もあるかもしれないが、あの物語をハッピーエンドで終わらせたとしたら、甘ったるさのみが印象に残るだけだろう。あのラストシーンで物語は引き締まったと思う。
ただ、この終わり方って、なんか似たようなのを見たことあるなあ・・・って思ったら、この作品、「いま、会いにゆきます」の監督が撮ったとのこと。どうりで。。。

内容も良かったが、それ以上に「これって長澤まさみのための映画だなあ」という印象が残った。男性なら誰でも、「こんな妹欲しい」って思うのではないだろうか。それほど、可愛くて、性格が良くて、兄思いの妹を長澤は完璧に演じきっていた。
私は、長澤まさみのファンではなかった(というよりも、セーラー服と機関銃のイメージが強く、どちらかというと嫌いだった・・・)のだが、今回の映画も「世界の中心で愛を叫ぶ」も、彼女の魅力が全面に溢れており、ちょっとだけファンになった。

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2008年2月14日 (木)

「虹の女神 Rainbow Song」

今日は、「吟醸 篤姫物語」を飲んだ。
先日飲んだ時から、しばらく経過したので、若干酸味が増していたが、それでも冷蔵庫で冷やしていたせいか、それほど味の変化はなく、美味しく飲むことができた。
1日経っただけで、味が極端に落ちる酒があることを思えば、品質が良い証拠だと思った。

 

「虹の女神 Rainbow Song」(日本、06年)を観た。
市原隼人と上野樹里が主演の切なく、悲しいラブストーリーだ。

物語は、映像制作会社のADとして懸命に働く市原の元に、大学時代からの友人である上野が死んだという知らせが届くところから始まる。。。いきなりヒロインが死んでしまうストーリーなんて、ちょっと驚きだ。
「それって、結末は悲劇ってことじゃん・・・もしかして、復活もの?」なんて思いもしたが、どうみてもSFっぽくないことから、やっぱり悲しい最後が見えつつ話は進んだ。

ストーリーは、第2幕から、大学時代の二人の出会いから、様々な体験を重ねながら、順調に友情を深める過程を描いている。なんだか自分の学生時代を思い出すような、爽やかで、甘酸っぱい映像が続いて、ちょっと気恥ずかしくなる感じだ。でも全く不快じゃない。

そして卒業後、上野が勤めていた映像製作会社を辞めて海外修行に行くこととなり、替わりに就職浪人中の市原が働くこととなる。このシーンの前後に、上野が市原に思いをぶつけるシーンもあるのだが、素直に思いを言葉に出来ないがために、鈍感男・市原には思いは通じない。悲しい・・・

その後、旅先で上野は飛行機事故に遭い、死んでしまう。それからしばらく経った後、市原は上野が自分のことを好きだったことを知り、心から涙する・・・

市原も本当は上野のことが好きなんだろう。しかし、あまりの鈍感ぶりと、二人の距離があまりに近くなり過ぎたせいで、自分の思いをマジメに伝えられない悲しさ。そんな躊躇のうちに、彼は大事なものを失ってしまう。

観ていてもイライラするし、この優柔不断男!と突っ込むこと無数なのだが、、、その反面妙に共感している自分がそこにいる。だからこそ、この悲劇はリアルに心に響く。打ち明ける機会はあんなにあったのに・・・
この映画を見終わった後、今の一瞬を精一杯生きるということの大切さを痛感することになる。それほど話題になった記憶は無いのだが(私だけかもしれないが・・・)、よく出来た映画だったと思う。

主役2人が素晴らしい演技だった。市原はあまり良く知らないので、単純に「上手だな」と思ったが、上野は「のだめカンタービレ」や「スウィングガールズ」の印象が強かったので、こうした普通の役を普通に演じられる才能に非常に驚いた。全く別人のようだった。でも、強い性格の反面で繊細で可愛らしい一面を持っているという役柄が凄く合っていた。


二人支える脇役陣も凄い。
上野の妹役である蒼井優は盲目でありながら、とても繊細でとても優しい心を持った可憐な少女を見事に演じていたし、佐々木蔵之助、小日向文世も納得できる存在感を示していた。
このほか、酒井若菜や鈴木亜美もそれなりに頑張っていたと思うが、なにより印象に残ったのは34歳を26歳と偽って、市原との結婚を企む相田翔子だ。様々な「嘘」を駆使して市原を籠絡しようとする悪女のはずなのだが、全然憎らしくない。むしろ、生きることに懸命な彼女は愛らしくさえあり、何となく人生をボーと生きている市原と好対照だ。

最近、妻がラブストーリー系にはまっており、私の好みのホラーやサスペンスを見る機会がないのだが、「ジョゼと虎と魚たち」や本作などの良作を見て、「結構ラブストーリーも面白いじゃん」と思い始めた自分がちょっと腹立たしい。

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2008年2月13日 (水)

メゾン・ド・ヒミコ

37 今日はサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」を飲んだ。
高級感の溢れるゴールドのラベルにまず惹かれる。筋の通ったコクがあるところや、キリッとした苦味が爽やかな部分は、モルツにどことなく似ている。「プレミアム」な部分は、モルツよりも熟成させているにも関わらず、モルツよりも瑞々しく感じるところだろうか。
ただ、コクはともかく、苦味や甘みを含めたトータルな完成度では、やはりエビスの方が上のような気がする。まあ、好みの問題だろうが・・・

 

「メゾン・ド・ヒミコ」(日本、05年)を観た。
オダギリジョーと柴咲コウ主演で、年老いた「ゲイ」達を取り上げた、奇妙な作品だ。

物語は、柴咲コウの父親:卑弥呼が、小さい頃に妻子を捨ててゲイの道に入り、大成功した後に、店を畳んでゲイのための老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」を建てたことが背景となっている。
そして、映画は、卑弥呼の若い恋人であるオダギリジョーが、卑弥呼が癌で死期が近いことを柴咲コウに伝え、ホームを手伝わないかと誘うところから始まる。柴咲コウは、最初は頑なに誘いを断っていたが、卑弥呼の遺産に惹かれて老人ホームを手伝うことになる。

最初、なかなかゲイの人達に溶け込めなかった柴咲だが、徐々にその優しさや悲しさに気付き、一緒に夜遊びに行ったり、父と初めて本心から話をしたりと、少しずつだが、理解を深めていく。。。
そんな中で、オダギリジョーと柴咲コウの間で、お互いに心を惹かれつつも、超え切れない「性の壁?」が立ち塞がるのが、観ていてちょっと悲しい。

最終的には、父:卑弥呼が死に、柴咲コウも一旦はホームを後にすることになるが、最後のシーンでは、ゲイ達の優しいアプローチによって、彼らは再び出会うことになる・・・

正直言って、見終えた時点では「ふ~ん」という感じだ。
ストーリー的には、ゲイの人達のキャラクターも上手に描かれていたし、社会に認められない辛さや、悲しさも十分に伝わってきた。
また、オダギリジョーは「本物?」と思うような色っぽさがあったし、他のゲイの人達も皆キャラクターの異なるゲイ道を見事に表現していた。柴咲コウも、今まで見た映画の中では、一番素直に演じているように見えた。

ただ、やはり共感はできなかった。
理解はできるし、面白いとも感じるのだが、誰にも思いを投影できなかったことに不満を感じた。
また、近所の中学生?が、オダギリジョーに「ホームに対するいたずら」を叱られ、感動して?ゲイに目覚めるようなシーンがあった。意図は分かるが、そんな必要は無いように感じた。

私は、映画を監督で選ぶということはあまりしないのだが、この犬童一心という監督は「ジョゼと虎と魚たち」を見てから、ちょっと気になっている。この映画も、共感はできないものの、撮り方自体は好きだ。
もう少し、彼の作品を見てみることにした。

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